ROY草子 見限る時
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見限る時
2011-11-23 Wed 11:47
大学生の頃,一番親しかった友人を見限ったことがある。
茨城から千葉に出てきて,一人住まい。バイトしながらがんばっている人だった。
学籍番号が近かったこと,バスケをしていたことなどから仲良くなった。
しかし,途中から講義中の居眠りが目立つようになった。
それとなく声をかけても,「え?寝ていないよ。」という返事。
無自覚なのか…。
3年になり,私は研究室の教授に呼ばれた。
自分のことではなく,彼女のことでである。
教授達の間でも,やはり講義中の居眠りが話題になっていたのだ。
この教授は,「そういう病気もあるんですよ。もし,そうだとしたら病院で診察してもらった方がいいと思ってね。君が一番親しくしているから,声をかけてくれないか。」と言った。
彼女には,教授から言われたことは伏せ,「バイトが忙しいの?疲れているみたいだけど。講義中寝ちゃっていたよ。」と声をかけたが,「そんなことないよ。元気だよ!ちゃんと講義だって聴いていたよ。」という。
何度も講義中に肘でつついていたのに…。
そのたびに,ハッとして起きていたのに…。
仕方がないので,「教授がこっちをずっと見ていたよ…。」と話したが,まったく気にとめない。
もう,いくら言ってもムダだなと思い,あきらめた。

たかが居眠りだと思うかもしれない。でも,何度起こしても寝てしまう。何度話しても気にとめない。心配するだけムダなのかな…私の言うことはどうでもいいのかな…。そう思い,見限ってしまった。

もう,20年も前の話。
それを,久しぶりに思い出したのは,職場で同様のことが起きたから。
サイトを始めた頃は,教員になって3年目。あの頃は,仕事に夢中だったけれど,卒業生を送り出し,この仕事に慣れてきたところだった。少し余裕が出てきたから,サイトを作ることができたのだろう。
最初の1年はとにかく必死で,毎朝3時に起きて教材研究をしていた。片道50分近くかけて車を運転して通勤するから,途中で居眠りしないように夜は早く寝ていた。初任研のあと,友達とお茶をする時間も惜しんで職場に戻り,その日あったできごとを先輩に確認し,自習課題のチェックをしていた。休日出勤も当たり前。それでも,やりがいがあり,嫌だと思うことも,しんどいと思うこともなかった。先輩達…今でもつきあいのある姐さんsや,主任にさまざまな面で助けられてきた。さんざん迷ったけれど,この仕事を選んで良かったと思った。
そういう自分の経験があったからこそ,先輩達に返せない分,後輩を育てていこうと思っていた。
でも…もうやめる。今まで教えてきたこと,アドバイスしてきたことが何も響いていなかったということがよくわかった。余計なお世話で,おせっかいだったんだとわかった。
この後輩,がんばっていると思っていたんだけどな…自分には人を見る目がなかったんだと痛感。教員としてどうのという以前に,人としてどうなのって思ってしまった。職場も人間関係で成り立っている。一度失った信用は,そう簡単には戻らない。学級経営でも一番大切にしてきていることが「信用・信頼」である私にとって,信用をなくす行為をした人は,あっさりと見限る対象となる。
私の場合,一度見限ったら,それを覆すことはまずない。それは,自分の性格でもあり,今更変えられない。
信用失墜行為は一発でアウトになる公務員。後輩のしたことは,公務員としての信用失墜行為ではない。けれど,信用を失うとはどういうことか,今回学べばいい。いや,学べなくてもかまわない。もう,見限ったのだから。
おそらく,後輩にしても,見限られたところで痛くも痒くもないだろう。
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