ROY草子 『トーキョー・クロスロード』 濱野京子
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『トーキョー・クロスロード』 濱野京子
2008-11-30 Sun 12:04
初めての土地で,私は別の私になる。
安らぐ気持ちの中に,どこか「あわい喪失感」をもちながら…。

中学生の時に出会いたかった1冊。
中学生の自分だったら,主人公のモリに自分を重ね合わせて読んでいたに違いない。
「あわい喪失感」をもつ人は数多くいるだろう。
学校や家庭という空間に不満があるわけではなくても,何となく居場所がないように感じる。
友だちと親しげに会話している自分を,冷めたもう一人の自分が外側から見ている感覚。
人の気持ちは見えるのに,自分の気持ちが見えない。
そんな思いを抱いている高校生や大人にも読んでほしい。

主人公のモリは8月6日生まれで,原爆のことに人よりも関心を持っている。
自分が8月15日生まれなので,この気持ちは本当によくわかる。
モリがあまりにもかつての自分に近い感覚を持っていて,正直驚いた。

濱野京子の描く中学生,高校生は,わたし自身の過去のようなもの。
同じ行動をしたわけではなくても,心が本当に近いと思う。
モリは心が近い人に惹かれた。
わたしの場合は,心が近い人は鏡を見ているようで拒絶したくなる時がある。
モリにもどこかそんな雰囲気が感じられる。
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