ROY草子 『花天新選組』   越水 利江子
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『花天新選組』   越水 利江子
2008-04-29 Tue 21:42
天と地があるかぎり,自分たちは生きていく。どんな姿になっていてもまた会える…。

『月下花伝』の続編とも言える作品。
前作は現代に沖田総司が現れましたが,今作では主人公が現代から新選組の時代に紛れ込みます。
かなりの厚さがあったのに,一気に読んでしまいました。
そして,前作の『月下花伝』をもう一度読み直したくなり,これまた一気読み。
主人公の秋飛ではありませんが,すべてがカチッとはまった感じがしました。
それぞれ,独立した作品としても読めるようになっていますが,両方読むことをおすすめします。

夢見る乙女のために都合良く展開する場合もある新選組の物語ですが,
この作品は史実をしっかりと調べて描かれていると思います。
新選組の世界に,現代を生きる少女秋飛を紛れ込ませてもまったく違和感はありませんでした。
秋飛が大活躍をしてしまったら興ざめでしたが,そういうこともなく,
史実をねじ曲げてしまうこともせず,その世界を実際に生き抜いていく。
沖田総司が死んだ時点で終わりではなく,自らの道を進もうとしていく。
そこがこの物語の一番よかったところです。
それぞれの隊士も,出番はわずかであっても,それぞれ見事に描ききっていると思います。

何よりも,作者の新選組への熱い思いがひしひしと伝わってきます。
この作品を読んで,新選組についてもっと知りたくなるかもしれません。
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