ROY草子 『月下花伝』 越水 利江子
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『月下花伝』 越水 利江子
2007-04-15 Sun 22:38
人は誰でも,心の中にタイムマシンを持っている。ずっと昔の人にだって会える。

『月下花伝』の帯紙を見たときに,秋飛か総司かどちらかがタイムスリップをするのかと勝手に思いこんでいました(汗)。

まず,新撰組の面々のやりとりがとても好きです。
お互いを知り尽くしるからこそ出てくる会話という感じがします。新撰組ファンにはたまらない♪
(といいつつ,山南敬助を「さんなん」と呼ぶことを知らなかった!一つ賢くなりました。)

ラストの秋飛や春妃の「タイムマシン」の会話は絶対に忘れられないと思いました。
映画やドラマ,本や小説は,人生にとってたくさんの過去の人たちと仲良しになれるタイムマシンである…。本当にそうなんですよね。わたしが『萬葉集』を読むのは,そこに古代の人たちの思いがあるからだし,過去の人たちに出会うことができるから。
遺跡に触れるのも,過去の人たちの息吹を感じることができるからなのです。
この世界のあちこちにたくさんの人生があり,その生き様を知ることができるのは,なんてすばらしいことなのか!
秋飛のおじいちゃんは死んでしまったけれど,秋飛の剣術の中にも,共に過ごしてきた時間の中にも,そして何よりも秋飛の心の中に生き続けています。
失ったときは本当に喪失感でいっぱいで,何度も泣きますが,いつか楽しかった想い出がたくさんよみがえってくる。
そうやって,いつの時代にも,思い出す人がいたり,心を馳せる人がいるかぎり,その人達は生き続けることができる。
歴史に名を残さない人であっても,共に過ごした人々がいれば永遠に生き続けることができる。心のタイムマシンにのって,いつでも会いに行けるのです。
こんなふうに改めて考えることができる本に出会えてよかったと思います。
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