ROY草子 『ヒカリとヒカル』 夏緑
日々思ったことを書き記したり,本の紹介などをしたりしています。
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
『ヒカリとヒカル』 夏緑
2006-06-18 Sun 20:12
ヒカリはボーイッシュな女の子。ヒカルは読書が好きな男の子。2人はまったく似ていないけれど,ふたごなのです。
ヒカリは親友の花菜に修斗先輩への告白の手伝いを頼まれます。でも,男の子と遊ぶのが大好きなヒカリには「好き」という気持ちがどうもよくわかりません。そこで,ふたごのヒカルに相談することにしました。

最初はボーイッシュでスポーツ万能なヒカリが「好き」ということについてどう考えるようになるのかなと思って読んでいたのですが,途中で花菜の変化の方が大きかったのでそちらに気をとられてしまいました。

花菜は,好きな人に告白するのも,その後のデートのことも全部人任せ。自分では何もしません。それを全部手伝ってしまうヒカリにもびっくりですが…。
結局花菜は「好き」ということをよくわかっていなかったことに気づきます。内気で自分から友だちを作ろうとしていなかったのに,いきなり彼氏を作りたいなんていうのは無理だということにも気づきます。失恋してしまったけれど,そこから得たものはたくさんあり,どれも価値のあるものばかりでした。男女問わず気楽に話せるようになったり,自分からみんなのために行動したりと,今までの花菜だったら絶対にできなかったことでしょうね。

登場人物の中で一番魅力的だったのは恵美です。出番は少なかったけれど,とにかくサッカーが純粋に好きで,夢中になっている,こういう女の子っていいなあ。

結局,主人公だと思われるヒカリにはあまり魅力を感じないで終わってしまいましたが,「本当の好きが見つかるまでいろいろ経験してみる」という考えに至ったのはいいかなと思います。ヒカルは「好き」を実感しつつあるようです。この後,花菜とさらに仲良しになれたらいいですね。

ところで,ふたごのお母さんが書いている小説のタイトルが「アルフライラ戦記」となっていたことに大ウケしたのはわたしだけでしょうか?
別窓 | 児童書 | コメント:0
<<『七時間目の占い入門』 藤野恵美 | ROY草子 | 『オバケだって,かぜをひく!』 富安陽子>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| ROY草子 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。