ROY草子 2010年05月05日
日々思ったことを書き記したり,本の紹介などをしたりしています。
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
20年目の『っポイ!』
2010-05-05 Wed 19:57
やまざき貴子さんの『っポイ!』の連載が始まったのは1991年。
今年で連載20年目となりました。
今のところ28巻まで出ています。
作者の計算では,どうやら今年中に連載は終わり,単行本は全30巻となる見通しのようです。
主人公の平が中学3年生の6月前後から第1話は始まり…夏休みはなぜかカットされ…ただいま卒業式を迎え,春休みに入ったところです…。
彼らの中学3年生は20年かかってようやく終わりそうです。
連載開始当時中学生だった子は,すでに30歳を超えています。
最初に受け持った6年生で『っポイ!』が好きだと言っていた子もすでに社会人。
だいたい,連載開始当時,自分が大学生だったもんなあ…。

1巻目に「1」という数字がないところをみると,『っポイ!』は当初こんなに長く続く予定ではなかったのでしょうね。それが,まさか30巻近くまで続くとは…。内容も,その時の子どもたちが抱える問題を取り上げるようになり,重いものが多くなっていったと思います。
でも,作者が本当に描きたかったのはそういうものだったのかな…。
最初は楽しかった中学校生活を思い出しながら描いていたように思うんだけど。
多くの人が経験していそうな中学校生活。
困難はあっても,前向きに進んでいく平の姿に元気づけられた読者は多かったと思います。
そして,一見何でもできてしまい,楽しそうだけれど,実は寂しがり屋の万里。
平という親友と離れることを恐れているところは,20年目でも変わらないようです。
20年本音をほとんど見せずにいた万里。
ラストは,恋愛よりも友情がどうなるのかということになるのかもしれません。
万里が思う,平には絶対かなわないところ。
今までの万里の言動を見ていれば,本音がけっこう出てきていると思うのですが…。
互いにコンプレックスを抱きながらきた平と万里の20年。
どう着地させるのか,楽しみです。
スポンサーサイト
別窓 | マンガ | コメント:0
16年前からのメッセージ
2010-05-05 Wed 18:41
GW中にちょっとだけ片付け物をしていました。
異動したので,いらなくなったものをえいっと片づけて…ということで,いらないと思われる古いカセットテープも処分していました。
外側から見て,特に何も書かれていなさそうなものをより分けておき,さて捨てようと思ったとき,
「中の紙は分別して!」という母の声が。
もし,この声がかからなかったら,わたしはとても大切なものをなくすところでした。
1つずつケースを開けていくと…あるカセットの下から手紙が出てきました。
どう見ても,中学生くらいの女の子の文字。
しかも,クラス全員のメッセージと,一足早い合唱コンクールという言葉。
「あっ!」
思い当たるのは最初に臨時採用で赴任した中学校で副担任をしていたあるクラスでした。
早速テープを再生してみると,懐かしい声と合唱が聞こえてきました。
たった3ヶ月くらいしかいなかった中学校。初めて自分の責任で担当した授業。
必死になって教材研究して作った指導案を毎回見てくれた国語科の先輩。
「好きな部活を受け持っていいよ」とおっしゃってくれ,バスケ部を担当させてもらったこと。
いろいろなことを思い出しました。
このクラスの子たちは,3年最後の合唱コンクールに向けて日々練習をしていたのですが,なぜか伴奏がつくと音程がはずれてしまうので,アカペラで勝負することにしたのでした。
曲は「Let's search for tomorrow」です。
(『のだめカンタービレ』の単行本巻末に名前が出てくる方が作曲していることに気づくのは当然のだめが出版されてからですが…。)
この子達の合唱を聴いていなかったら,卒業式で受け持ちの子たちに歌わせることはなかったと思います。
それくらい,素敵なハーモニーを持つ曲でした。
そして,子どもたちからのメッセージ。
まだ大学を出たばかりの自分に,真剣に語ってくれた言葉。
手探り状態でやっていた授業を楽しかったと言ってくれた子。
暗唱させた「月日は百代の…」を数人で吹き込んでくれた子たち。
そして,この子達と関わる時間を多くくれた担任の先生。
何度かHRに出たり,出席をとったりしたこともあったのです。
もちろん,合唱コンクールの練習時間におじゃまさせてくれたことも…。
「この素敵なハーモニーを本番で聴きたかったなあ。」というつぶやきに,テープをプレゼントすることで応えてくれた3年10組のみんなとS先生。
あのころ,全力でやっていたからこそ,このテープがわたしの手元にあるのだと思います。
今でも全力でやっているつもりだけれど,ベテランと保護者から呼ばれるだけの年月が経ってしまい,どこかで慣れてしまっている自分がいる。
このテープをくれた子たちは,すでに30歳を超えています。一緒に仕事をしている若手よりも年齢が上になっているということにびっくりしつつ,15歳の頃のあの子たちといつでも出会えることに嬉しさを感じています。
そして,自分の原点はここにあるのだと,再認識させてくれたことに感謝しています。
別窓 | 日記 | コメント:0
| ROY草子 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。