ROY草子 2010年03月
日々思ったことを書き記したり,本の紹介などをしたりしています。
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『ピンクのチビチョーク』  新藤 悦子
2010-03-21 Sun 08:58
ユウちゃんはチーばあばが大好き。でも,久しぶりに会ったチーばあばはちょっと変。わたしの顔を見て,不思議そうな顔をするの。わたしのこと,忘れちゃったのかなあ。

小学校低学年向けの児童書ですが,認知症と介護について描いており,大人にも読んでもらいたい1冊です。
忘れられてしまう家族の辛さ,悲しさはもちろんのこと,忘れてしまうことに苦しみ,悲しくなっているお年寄りの気持ちも描かれています。
これを読んだ2,3,4,6年の子どもたちの受け止め方は、学年によって異なりましたが,一番多かったのが「どうして忘れちゃうのかな」という言葉でした。おそらく,子どもたちには認知症ということ自体がよくわかっていなかったのだと思います。でも,この言葉は,家族にとってみれば「あんなにしっかり者だったのにどうして忘れてしまうの?」という嘆きの声になるのではないでしょうか。
子どもたちに「もし,みんなのおじいちゃんやおばあちゃんが忘れるようになっちゃったらどうする?」と訊いてみたところ,「忘れても何度だって教えてあげるよ。だって,おばあちゃんのこと大好きだもん。」「忘れてもまた思い出を作ればいいんだよ。」という答えが返ってきました。
そして,読み終えた子どもたちの多くが言った言葉はこれでした。
「最後,チーばあばがまた笑っていてよかった!」
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