ROY草子 2008年02月11日
日々思ったことを書き記したり,本の紹介などをしたりしています。
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『いじけちゃうもん 四年一組ミラクル教室』『大きくなったらなにになる』 服部千春
2008-02-11 Mon 22:13
四年一組シリーズは,等身大の子どもたちが登場していて,子ども読者の共感をよぶ作品だと思います。
今回の「いじけちゃうもん」「大きくなったらなにになる」というテーマも,実に子どもたちの心理をよく描いています。特に「いじけちゃうもん」は,自分にも覚えのあることがたくさん出てきました。きっと,作者は子ども時代の自分をよく覚えているのでしょうね。
四年一組の子どもたちはとても個性豊か。実際の教室も,こんなふうに個性豊かな子どもたちの集まりです。これだけの子どもたちを見事にかき分けることのできる作者の力量に脱帽です。
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『ふしぎ探偵レミ』 村山早紀
2008-02-11 Mon 22:05
風早が舞台のお話。
村山早紀さんの物語は風早を舞台にした作品が多くあるのですが,このシリーズが大好きなのです。
今回のレミは,読んでいて切なくなりました。折原さんの子を亡くした親としての気持ち,かつて天使だったゆりかの魔物に対峙しているときのためらい。子供たちを大切に思い,愛していた折原さん。もし,誰か一人でも本当のことを折原さんに言いに来ていてくれたら,謝りに来ていてくれたら,こんな悲しいことは起こらなかったかもしれないのに。
今回登場した人物で一番気に入ったのはたくみお兄ちゃんだったりします。頼りになりそうで,どこか抜けているお兄ちゃん。でも,レミの活躍はお兄ちゃんがいてくれたからこそなのかもしれません。
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『新シェーラひめのぼうけん 天と地の物語』 村山早紀
2008-02-11 Mon 22:01
『天と地の物語』は読んでいてあれこれ思うところがありました。
作者の伝えたいことが,これでもかというくらいいっぱい詰め込んであるです。

本当に戦いたいと思っている人はいない。
いにしえの魔法の国の人々も,自分たちにできないことを無責任に未来へと先送りにしたわけではない。自分たちのしたことをどれだけ後悔したか…。
そして,けものひめ。
自分が心の底から愛している国や人々のためを思ってやったことが,逆に恐れられてしまう…。
自分はなんのために戦っているのか。ただ,愛する故郷を守るためであり,本当は戦いたくなかったのに。
魔物となった異世界のけものたちも,本当は心優しい生き物。
本当に悪い人,悪いものは存在していないのです。
武器を持って戦う必要などなかった。
多くの命が奪われる必要などなかった。

この物語では,最終的に剣を持って戦ったのは大人達でした。子どもたちを守る,それが大人の仕事だから。子どもたちが武器を手にして戦いに参加する必要などなかったのです。
ハッサン王子は,自分が役に立つのかと思いますが,彼の音楽がけものひめの心を癒し,そしてサファイヤひめの優しい言葉がけものひめの心を救ったのですから。
武器を手にした大人達も,相手がもともと心優しい生き物だとわかっているから戦うのが辛いのです。
戦いたくないもの同士の戦いなのだから,すべてが辛い。

この物語のように,こういう戦いが地球上からなくなる,そんな世の中にしていかなくては…。そのためには,自分だけが犠牲者だと思ってはいけないのではないでしょうか。相手にも何か事情がある。本当に戦いたいと思っているのか。特に,戦場にいる兵士は…。命令されたから従っているだけではないのだろうか,あの魔物達のように。
やられたらやり返す,そんなことをしていたら永久に戦いは終わらない。過ちは認め,謝罪し,互いに歩み寄らなければ…。

このシリーズを読んでいる途中であれっと思ったのは,「この物語の主人公って誰?」ということでした。答えは,ちゃんとラストにありました。そう,みんながそれぞれ主人公だった。「自分の人生ではみなだれもが主人公」という,さだまさしの「主人公」を思い出しました。

そして,未来は自分たちでつくり出さなくてはならない。
母シェーラの「ふつうの人間だから人にもどれたの」は名言です。自分の力で未来を切り開かなくちゃというシェーラの言葉は,とても印象に残りました。
ほんの少ししかない母シェーラの出番ですが,これだけ圧倒的な存在感でこれだけ重みのあるセリフをずばっと言い切れるのは彼女しかいませんね。
あ,先ほどこのシリーズの主人公はみんなと書きましたが,撤回しないといけない!?(笑)
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『妖界ナビ・ルナシリーズ2』 池田美代子
2008-02-11 Mon 21:58
挿絵画家がかわりましたが,前作とそんなに違和感がないというところが見事です。
ちょっと成長したルナの姿を見ることができます。

妖界でのもっけやスネリのことが少しわかり,なんだか嬉しくなりました。ルナと一緒に「スネリに妹がいたの!?」「もっけって妖界だとこんな姿なんだ…。」と楽しんでいました。
妖界の学校も描写が見事で,いろいろな妖怪の姿や教室の様子を想像しながら読めました。
新しい人物(妖怪)も登場し,それぞれ個性的です。
ソラウとふうりのお兄さん達はいったいどうなってしまったのか…。新たな冒険の始まりです。続きがとても楽しみなシリーズです。
個人的には,ソラウがとっても気に入りました(笑)。

ファンタジーは虚構の世界ではあるけれど,真実を見事に映し出していると思っています。どんな世界を描いても,それがリアルでなければ読むものの心には響かないと思うのです。ナビルナは,登場人物の心がとてもリアルだから,子どもたちにも受け入れられるのではないでしょうか。ルナになった気分でもっけやスネリと冒険を味わうことができる,それもこの作品の魅力です。
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『秘密のオルゴール 摩訶不思議ネコ ムスビ1』 池田美代子
2008-02-11 Mon 21:54
何でこのネコ,しゃべれるの!?

ネコ好きにはたまらない1冊。
ネコたちの住む不思議な街も登場します。
でも,その街は…。

愛され,大切にされたネコもいれば,そうでないネコもいる。
このお話からは,作者のあふれんばかりのネコへの愛情が感じられました。
自分のネコとこんなふうにコミュニケーションがとれたらな…。
そして,自分がネコの姿になったらどんなふうになるんだろう。
お話の世界に入ってみたくなりました。
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『天下無敵のお嬢さま!3 ひと夏の恋は高原で』 濱野 京子
2008-02-11 Mon 21:44
高原の避暑地で,菜奈は友達と過ごすことになりました。
でも,そこには別のお嬢さまがいて…。

帯には「日米お嬢さま,恋のバトル!?」とあります。まあ,確かにそういう一面もある…(笑)。
ほれっぽい菜奈の様子に惑わされがちですが,このシリーズには,必ずどこかに寂しさを持つ人々が描かれています。菜奈自身がそうです。でも,決してマイナス思考にはならない。だからこそ,天下無敵のお嬢さまなのかもしれません。
こうの史代さんのイラストも,明るさの中に寂しさを併せ持つ人々を見事に表現していると思います。
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『帝都<少年少女>探偵団ノート』シリーズ 楠木誠一郎
2008-02-11 Mon 21:33
『動機なき殺人者たち』『人造人間あらわる!』『消えた探偵犬の秘密』
このシリーズは,長編,短編集とに分けられます。
「…あらわる!」の方が長編で,3冊分お話が続いているといってもよいと思います。
その他のものは,単独でも読めますが,もちろんそれまでのお話とも繋がりはあるので,結局は全部読んだ方がずーっとおもしろい(笑)。
それにしても,主人公はアキラという語り手の少年だと思ったのですが…なんだか活躍しているのはアユミちゃんというお嬢さまとおぼっちゃまくん(若き日の芥川龍之介という設定)ばっかりという気がしないでもない…。
まあ,歴史上の人物が登場したり,明治時代を舞台にしたりと,この時代が好きな方にはとってもおすすめです。もちろん,ミステリー好きにも。
楠木さんの作品は,青い鳥文庫の『~は名探偵!』シリーズも歴史が絡んでいてとても好きです。
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『妖怪サーカス団 キツネの姫と竜神さま』 藤野 恵美
2008-02-11 Mon 21:23
まめ太は鬼の子。人間とだって仲良しになりたい…。

シリーズ第2作。
このお話を読んでいると,あまんきみこ『おにたのぼうし』を思い出します。
「おにだっていろいろあるのに,おにだって…。」という言葉を残して消えたおにた。
でも,『妖怪サーカス団』のまめ太には,幸い妖怪の仲間がいたり,自分のことが鬼だとわかっても心を通わせてくれる人間の友達ができたりします。
妖怪の仲間の中には,友達ができたってすぐに別れなければならないので,そんなことはしない方がいいという考えの持ち主もいます。でも,その姿はどこか寂しげです。
次の街では,まめ太はどんな人に出会えるのでしょうか。
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『まじょもりのこまじょちゃん』シリーズ 越水 利江子
2008-02-11 Mon 21:18
まじょもりにすむこまじょちゃんは,子どもの魔女。
お母さんのおおまじょはとっても大きく,こまじょちゃんとは一緒に住んでいません。
お仕事が忙しいのです…。

シリーズで数冊出ていますが,最初のお話はお母さんと子どもの物語。
迷子のケンくん,おんぶおばけ,こまじょちゃんと,それぞれのお母さんとの結びつきの強さやお母さんの愛情をいっぱい感じられます。
こういう温かい物語は,読んでいてホッとさせられます。
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『あきらめないでまた明日も』 越水 利江子
2008-02-11 Mon 17:21
視覚障害者である岩田美津子さんの歩みを綴ったノンフィクション。
とにかく,美津子さんの明るく前向きな姿勢に励まされます。
ハンデを持つ人の苦労は,実際に体験してみないとわからないと思います。
先日,福祉教育の一環でガイドヘルプ(ブラインドウォーク),シニア体験,車いす体験を行ったのですが,子どもたちの率直な感想は「こんなに大変な思いをしているとは思わなかった」というものでした。
目の不自由な方のお話は一度聴いてはいたのですが,実際に自分たちが目の見えない状態になり,校内を歩き回ってみると,「あんなに毎日通ってよく知っている場所なのに,知らない場所のように思えて恐かった。」と感想を述べた子もいました。
美津子さんの歩んできた道は,端から見るととても困難で辛いもののように思えます。
でも,ハンデはあるけれども同じ人間。むしろ,大きなハンデなしに生きている人よりもずっと愛情に満ちて,生き生きとしている感じがします。
点訳絵本は,どれだけ多くの親子を励ましたことか。
今回の福祉教育のまとめとして,ぜひ岩田美津子さんのことを紹介したいと思います。
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『Ray』
2008-02-11 Mon 17:09
めずらしく映画を見ました。
レイ・チャールズの伝記映画…っていっていいのかな?
2時間半,ずーっと見続けてしまいました。
とにかく,レイのお母さんがすばらしい!
どうしたらレイが自立していけるのか,あの母の教えなくして,レイ・チャールズの存在は成り立たなかったのではないかと思いました。
奥さんも素敵。
レイ・チャールズの才能にも驚かされました。
差別やハンデなど,さまざまな障害を乗り越えていく反面,とても弱く縋るものが必要でもあったレイ。
あの映画を本人が見ることなく亡くなってしまったのは少々残念な気もします。
撮影しているところを見たことはあったようなのですが。
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| ROY草子 |
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